AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)は、
「AWS で現実的なシステム構成を考えられるか」を問われる試験です。
サービス名の暗記だけでは太刀打ちできず、
シナリオを読み解いて「この条件なら、この構成だな」と選べるようになる必要があります。
この記事では、私が SAA 学習で一番使った
『一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト【C03対応】直前対策テキスト(山内貴弘 著)』
の紹介と、
この本を軸にした 3 ステップの勉強方法をまとめます。
メインで使ったテキストについて
この本は「カバーからカバーまで完璧に覚える」よりも、
ざっと 3 周して全体像を掴む → 模擬試験で弱点を炙り出す → 必要なところだけ戻って読む
という使い方がハマりました。
勉強の全体像:3つのステップ
全体の流れは、かなりシンプルです。
- 本をざっと 3 回読む
- Udemy の模擬問題集をひたすら解く
- わからない箇所は本に戻って理解を深める
以下、それぞれどんな意図でやっていたかを書いていきます。
① 本をざっと 3 回読む:まずは「試験範囲の地図」をつくる
最初の段階では、完璧に理解することよりも
「SAA でどんなテーマが問われるのか」を一通り眺めることを優先しました。
1周目:とにかく最後まで読み切る
- 細かいオプションや数値は気にせず、「意味が分からなくてもとりあえず読み進める」
- よく分からないサービス名には「?」マークをつけるだけにして深追いしない
- 図やアーキテクチャ例は必ず目を通しておく
この段階では
「EC2 / S3 / RDS / VPC / IAM / ELB / Auto Scaling みたいなサービスが、SAA の主役なんだな」
と、試験に出てくる顔ぶれをなんとなく掴めれば OK というスタンスでした。
2周目:試験の観点(ドメイン)を意識しながら読む
2 周目は、同じ内容でも
「これはセキュリティの話」「これは可用性の話」
というように、自分なりに観点をつけながら読んでいきました。
- IAM や KMS、Secrets Manager など → セキュリティ
- マルチ AZ、Auto Scaling、ALB など → 可用性・スケーラビリティ
- S3 のストレージクラス、ElastiCache など → パフォーマンス・コスト最適化
本の余白に「SEC」「AVA」「COST」など、自分のわかるラベルでメモしておくだけでも、
あとで問題を解くときに「この問題はどの観点を聞かれているのか」
が整理しやすくなりました。
3周目:自分の苦手分野だけ丁寧に読む
3 周目は、1〜2 周目で
「いまいちピンと来なかったところ」だけを重点的に読み直しました。
- コンピューティングまわり:EC2 / Fargate / Lambda の使い分け
- データベースまわり:RDS / DynamoDB / Aurora / Redshift の違い
- ネットワークまわり:サブネット、NAT、インターネットゲートウェイなどの組み合わせ
ここまで来て「細部はあやふやでも、とりあえず話は追える」という感覚になっていれば、
次のステップ(模擬問題)に進んで大丈夫だと思います。
② Udemy の模擬問題集をひたすら解く
本を 3 周して全体像が見えてきたら、
次は Udemy の SAA 向け模擬問題集をひたすら解きました。
解き方のマイルール
- 1 セット解いたら、復習にも同じくらいの時間をかける
- 正解・不正解に関係なく、解説を読んで「なぜ他の選択肢はダメなのか」を確認する
- 最初のスコアは気にしすぎない(50〜60% でも「そういうもの」と割り切る)
SAA の問題は、サービス名を知っているだけでは解けません。
「可用性を優先するのか」「コストを抑えるのか」
など、何を軸に考えるべきかを読み取る必要があります。
そのため、模擬問題では
点数よりも「解説を読み込んで納得できたかどうか」を重視
していました。
間違えた問題は「原因」までメモしておく
間違えた問題は、ただ正解を覚えるのではなく、
次の 3 点を簡単にメモしておくようにしました。
- どのサービス/分野の問題だったか(例:ネットワーク・ストレージ・セキュリティなど)
- なぜ間違えたのか(知らなかった/似たサービスと勘違いした/コストを考慮できなかった など)
- 本のどの章・どのページに対応しそうか
このメモが、次のステップの「本に戻って復習するときの索引」
として効いてきます。
③ わからない箇所は本に戻って理解を深める
模擬問題で炙り出した弱点は、
再び 『一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト』
に戻って潰していきました。
サービス単体ではなく「シナリオ」で覚える
復習のときに意識していたのは、
サービス単体の仕様として覚えないことです。
- 「世界中から静的コンテンツに高速にアクセスさせたい」→ S3 + CloudFront
- 「DB を止めずに障害に強くしたい」→ マルチ AZ やリードレプリカ
- 「オンプレと AWS 間の通信がボトルネック」→ VPN と Direct Connect の比較
このように、
「こういう要件のときはこの構成」
というセットで覚えていくと、
本番のシナリオ問題にも対応しやすくなりました。
だいたいどのくらいの期間で回せるか
学習時間の目安は人それぞれですが、あくまで自分の感覚としては、
- 週 10〜15 時間勉強できる → 1〜1.5 か月
- 週 5〜8 時間くらい → 2 か月前後
くらいを見ておくと、
この 3 ステップを無理なく回せるかな、という印象です。
ざっくりスケジュール例
- 1〜2 週目:本を 2 周(1 周目は流し読み、2 周目で観点をメモ)
- 3 週目:本 3 周目+ Udemy 模試 1 セット
- 4 週目:模試を 2〜3 セット解きつつ、本で弱点を補強
- 5 週目以降:模試のスコアが安定してきたら本番を予約
もちろん、これは一例なので、
「本を 3 周 → 模試 → 本に戻る」のサイクルを回せていれば、日程は自由で OK
です。
まとめ:一冊を軸に「本 ↔ 模試」を往復する
SAA はカバー範囲が広く、
最初は「どこから手をつければいいのか分からない」試験に見えるかもしれません。
ただ、まずは
一冊のテキストで全体像を 3 周分ざっくり掴むことができれば、
あとは模擬試験で弱点を炙り出して、
本に戻って埋めていくだけです。
これから SAA を受ける方が、
勉強方法を決めるときの一つの参考になればうれしいです。
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