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- lessコマンドまとめ
- 実験!memory消費量 ⇦今ここ
- lessのおすすめ起動オプションまとめ
- lessのおすすめ操作コマンドまとめ
- パイプでlessを使う
ここでview
、more
less
使用時のmemory消費量がいかほどなものか実験してみたいと思います。
まず、400MBほどのファイルを用意します。
中身は単純なテキストです。
vi memory_test
400MBほど書きこみました。
ls -lh memory_test.txt
さて、これをそれぞれのコマンドで開き、その時のプロセスのmemory消費量を計測します。
実験を行う環境のmemoryは
cat /proc/meminfo | grep MemTotal
であるため、1GBほどになります。
コマンドはps
のaux
オプションを使用していきます。
見方はUSER PID %CPU %MEM VSZ RSS TTY STAT START TIME COMMAND
です。
まずはviewから
ps aux | grep memory_test | grep -v grep
4番目のmemory使用率をみてください。
48%使用していることから約500MBものメモリを消費していることがわかります。
CPUも7%とリソース的にあまりよろしくありません。
次にmoreです。
ps aux | grep memory_test | grep -v grep
memory使用率は0.0%とほとんど使われていないということがわかります。
最後にlessです。
ps aux | grep memory_test | grep -v grep
こちらもmoreと同様にmemory使用率は0.0%とほとんど使われていません。
ふとここで、lessで画面を沢山読み込んだ場合のmemory使用率はどうなるのか?という疑問が起きました。
ということで検証です。
検証方法は、lessでスペースを押して1画面ずつを大量に読み込み、その時のリソース状況を確認する。
やってみた結果がこちら
ps aux | grep memory_test | grep -v grep
memoryは変わらず0.0%と全然使われておらず、データを読み込んでいるせいかCPUが若干上がりました。
CPU性能はレンタルサーバのvCPUを使用しているので、性能面で測ることができませんが、大した使用率ではないですね。
リソース状況的には、viewはmemoryを沢山使い、more、lessはほとんど使われないため、大きなファイルを読み込む時はmore、lessを使用しないと危険ということがわかります。
次はlessの便利なオプションを紹介していきます。
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