圧縮率まとめ

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gzip、zip、bzip2コマンドでの圧縮率、リソースの消費量、圧縮にかかる時間を計測してきましたが、いかがでしょうか?
ここからは、各コマンドの圧縮レベルから圧縮サイズ、圧縮率、時間、CPU使用率毎でまとめました。

 
 
まずは圧縮サイズからです。

圧縮レベルgzipzipbzip2
112603848412603863290692210
211890540411890555249841245
311381825111381839936671367
4235865142358666227467839
5177631981776334623749568
6100294861002963419887689
79967614996776218052744
89571860957200815120684
99571860957200814208822
gzip、zipはあまり差が見受けられませんでしたが、bzip2は圧縮レベルが低くても十分と言えるくらいの圧縮率を出していますが、圧縮レベル4、5あたりから横に並び、最終的には、gzip、zipの方が高い圧縮率になりました。
 
 
次は圧縮率です。
圧縮レベルgzipzipbzip2
191.0%91.0%93.5%
291.5%91.5%96.4%
391.9%91.8%97.4%
498.3%98.3%98.0%
598.7%98.7%98.3%
699.3%99.3%98.6%
799.3%99.3%98.7%
899.3%99.3%98.9%
999.3%99.3%99.0%
こちらも圧縮サイズと同様ですね。
 
 
かかった時間です。
圧縮レベルgzipzipbzip2
118s18s161s
215s20s189s
315s18s229s
410s10s381s
511s10s534s
611s11s529s
712s10s534s
811s11s539s
911s10s546s
gzipやzipはさほど時間がかからなかったのに対して、bzip2はかなり時間がかかりました。
1CPUを占有していたからかもしれませんが、圧縮レベル4以降では、かなりの時間がかかっています。
これだけの時間がかかってしまうと実用的には不向きですね。
 
 
CPUの使用率です。
圧縮レベルgzipzipbzip2
130.3%27.6%50.6%
234.4%25.6%50.7%
335.8%28.9%51.2%
440.8%40.8%50.0%
540.5%39.9%50.3%
640.4%43.2%51.0%
739.1%39.8%51.8%
843.6%44.8%51.3%
940.8%40.6%51.2%
gzip、zipでは、圧縮レベルに合わせてCPUの使用率も上がってます。
こちらは圧縮レベル4以降からは、使用率に変化があまりない状態です。
bzip2は2CPU中1CPUのリソースを全て使い切っているため、50%前後を推移しています。
 
 
いかがでしたでしょうか?
今までの結果から、圧縮するコマンドでオススメなのは、gzip、zipかなと思います。
bzip2は時間やリソースの関係からあまりオススメできないなと思います。

SOOOTAがよく使うのは、gzipです。tarと組み合わせて使えば、ディレクトリ毎の圧縮もできますし、何より昔から使っているので、馴染みがあります。

圧縮したり解凍する時に非常に大事なのは、サーバのリソース消費量をよく考えて使うことが大事です。
リソースを大きく消費することで、サーバ側の速度低下の原因にもなります。使うときはdstatなどでリソースを監視するなど、負荷に十分に気をつけて行いましょう!
 
 

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